現在は元気に間引き登校している高校生のここまでの道のりについて語るシリーズのサイドストーリーになります。
不登園編では書いていませんが、実は、「幼稚園に完全にいかないという選択」を決定的にした理由があったのです。
それは、にょんさんが「夜驚症」であるということ判明したこと。
もし、お子様に
- お子様が寝ていたはずなのに突然起きてくる。でも話しかけても答えない。
- 狂ったように泣き出して暴れだす。
ような様子が見られ、そのことでお悩みでしたら、この記事を一度読んでみる価値があるかもしれません。
寝ている間に足でぐりぐり。痛いっ
生まれてからずっとなかなか寝ない子だったという話をしましたが、本当に寝るのが嫌らしく、うとっとしては自分にキレる、みたいな感じのところがありました。
寝るという行為を憎んでるのか?とすら思ってました。
さらにですね。やっと寝た! という時に、ひとつ困ったことがあったのです。
それは・・・
私はもちろん隣で寝ているわけですが、にょんが寝ている間に足を滑らせて、私の存在を確認するのです。つんつんと。
もちろん、確認すること自体は別に良いのですが、その後にそのつま先を硬く鋭利に(笑)し、私の足をぐりぐりと攻撃してくるのです。
これが痛い痛い。
で、逃げるじゃないですか?頭を軸にして時計の針のように。
それでも、ずりずりっと追いかけてくるわけです。転がりながら。
まさに♪子供の針とぉ大人の針がぁ♪状態です。
それは私が起き上がるまで続くわけです。
まったく意味が分かりませんでした。
常に寝不足で辛そうだし(自分も)、不機嫌なのもそのせいだとはうすうす思っていたのですが、その当時は「睡眠外来」というものはメジャーではなかったし、ネットの世界にもそんな情報はなかなか載っていないという状態でした。
泣き叫ぶから起こすと目を開けて起き上がり暴れる子
年長さんぐらいになって、さらに怖い現象が。
寝ていると、火が付いたように泣き出すのです。
恐怖におののく感じで。
寝ぼけているのかな、と思い、起こしますよね。
「大丈夫だよ~」なんて言って。
するとですね。
目は開けるわけです。ぱっちりと。
それで…さらに烈火のごとく泣き始めます。
でも、ある程度泣き叫ぶと、けろっとしているのです。
「は?」みたいに。
そんな経験を何度かしているうちに、これは起こしても無駄なんだ、と賢い母は気づきました。
ところがある日、パパが何とかしようと登場してしまうのです。
無理だと言っているにもかかわらず・・・
体を捕まえて、「おいっ大丈夫だからっ」とゆすってみたりなんかして。
その結果…まさに暴れます。
手に負えないほどの力で。
すごかったなぁ…
ある日、いつものようにネットの世界を我が子の"正解"を探してさまよっていたら、ついに見つけたのです。
「夜驚症」というキーワードを。
「寝ぼけて暴れる こども」的なワードだったと思います。
本人の自覚がないまま起き上がり暴れる…夜驚症
夜驚症というのは、正式には睡眠時驚愕症というらしいです。
簡単に言うと、ストレスなどによって、寝ていても、脳のどこかが眠れず起きている感じでしょうか。
だいたい、寝始めから1時間ぐらいすると出始めます。
泣いたり暴れたりする激しいもので、ちょっとしたパニック発作みたいなもののようです。
特徴としては、起きた後、何も覚えていなかったりすることではないかと。
きちんと覚醒すれば、本人が「は?何が?」というぐらいけろっと覚えておりません。
そこから「夜驚症」をキーワードに検索して、運よく診てくれるお医者様を割と近くに見つけ、通院することになりました。
そこで診察を受けてみて、寝るためには「セロトニン」いう物質が必要であることや、その分泌が少ない人がいる、ということを知りました。
で、気づいたのです。
実は私も寝れない人でした(-_-;)
いつだって物音がすればパッと起き上がれるし、お布団に入ってから寝入るまでに最低でも30分はかかりました。
自分を基準にしか感じられないから、自分が睡眠に問題があって、常に寝不足な人だったなんて、まったく気づいていませんでした。
そんなこんなで、サプリ的なものを処方され、二人で睡眠改善に取り組むことになったのでした。
よく寝れるようになって分かった-寝るって気持ちいい
二人で治療するようになって、あっという間に深く眠れるようになりました。
その時の二人の会話は「寝るって気持ちいいんだね」
本当に知りませんでした。
寝るのってホントに気持ちいい。
もし、あなたのお子様がなかなか寝ない、寝てしばらくすると悪夢にうなされていることがある、というようなことがあったなら、今は睡眠に関して相談できる場所がたくさんあります。
ぜひ、そういうところに相談してみてくださいね。
ちなみにですが…
にょんはやっぱり脳のどこかが未熟らしく、高校生になった今でも、夜驚症ではありませんが、ストレスがたまったときや昼間の刺激が強かった日には、寝入って1時間ぐらいの時に歩いていたりします(笑)
意味わからないことをつぶやくことも。
本人は全く覚えていないらしいです。
睡眠のケアは今でも必要です。