子どものコミュニケーショントラブルを解決するための5つのステップ

日々忙しく暮らす中で、保育園や幼稚園、小学校などの集団生活をする中での子ども同士のコミュニケーションに関すること、また家庭内での寝るまでの短い時間の家族間のコミュニケーションと親御さんの悩みは尽きませんよね。

コミュニケーショントラブルと言っても、小さなことから大きなことまで様々です。

仲の良い友だち同士や親同士もコミュニーケーションが取れている場合でも、子どもたちのトラブルは頭が痛いもの。

ましてや、あまり仲の良くない間柄ともなると状況は思った以上に深刻になる場合もあります。

コミュニーケーショントラブルをスムーズに解決する完璧な答えはありませんが、わが子にも相手にも最善な方法はあるのでしょうか?

ステップ1: 子供の感情を受け入れる

まずは時間をとって、子どもの感情を受け入れます。

親としてトラブルの原因や状況を知りたいのは山々ですが、一番そのことに苦しんでいるのは当事者である子ども本人です。

また、大人は子どもの話を聞くうちに、それは「相手が悪い」とか「自分が悪い」とかジャッジしがちです。

まずは、何もジャッジせずにどんな気持ちでいるのか聞いてみてください。

そこには、後悔や悲しみ、不安、怒りなどいろいろな感情が出てくるはず。

それさえ素直に受け入れれば、簡単に解決の糸口が見えてくる場合もあるかもしれません。

ステップ2: 共感と対話を通したコミュニケーション

次に受け入れた子どもの感情に対して、「悲しかったね」「そう言われたら不安になるよね」「つらかったね」「頭に来るね」など子どもの感情に共感してみましょう。

お母さま、お父さまも同じような経験があれば、話してあげるのもいいでしょう。

子どももほっとするはずです。

安心感を持って会話できれば、子どもも起きてしまったトラブルについて、開放的に前向きに考えることができるようになります。

それだけで、「明日話してみる」とか「あやまろうかな」とか自分なりの解決策を見つけることでしょう。

ステップ3: 感情認識と言語化の練習

「いやだ」「こわい」「ムカつく」「悲しい」など、自分の感情を具体的に言語化することによって、自分自身のネガティヴな感情に気づくことができます。

それによって、気持ちが落ち着き、恐怖やイライラを抑えることができるでしょう。

自分の感情をラベリングすることで、自分自身を俯瞰する経験ができます。

ネガティヴな感情もいけないものではないという気づきが得られることは、自己肯定感にもつながる大切な経験です。

ステップ4: コミュニケーションを支える環境の整備

家庭内では共働きが増え、学校や社会でも子どもたちの環境は、決して豊かとは言えません。

多くの人に助けられながら子育てしていた時代とはかなり環境が違い、低学年であれば、学校が終わると学校併設もしくは民間の放課後児童クラブで過ごす子どもたちも多いのが現状です。

多様な人間関係が作りにくい現代では、習い事など共通項を持つ環境がコミュニケーションを学ぶいいチャンスとなる可能性が高いでしょう。

ステップ5: モデリングと積極的な関与


「モデリング」とは、憧れやお手本となる対象の行動や動作を見て、真似ることです。

子どもたちは些細なことでも大人が思う以上によく見ています。

大人が家族内のコミュニケーションを大切にし、きちんと自分や相手の気持ちに寄り添う姿を見せながら、必要であればきちんと説明してあげましょう。

そうすることで、少しずつ自分なりのコミュニケーショントラブル解決の方法を学んでいくことでしょう。

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