グローバル社会とかICT教育が叫ばれてだいぶ経ちましたが、未だに昔からの価値観を引きずった教育が行われている気がします。
教育現場の遅れが、子どもたちに大きな影響を与え始めています。
実際、国が推進するGIGAスクール構想によって、2021年春までに大半の公立小・中学校で1人1台のデジタル端末が配備されましたが、地域によってかなりの格差が生まれている状況です。
また、デジタル端末を使ったICT教育に使われる時間も世界的に見れば、かなり短く遅れていると言わざるを得ません。
ICT教育とは
ICTとは、Information and Communication Technologyの略で情報通信技術という意味です。
つまり、人とインターネットがつながること、インターネットを通して人と人がつながるという意味で、今の世の中にはなくてはならない教育になります。
グローバル社会を生き抜くために
私たちの生きる社会は、20世紀の終わりから21世紀の始まりにかけてインターネットの急成長により、海外のモノ・ヒト・文化・技術などが国境を越えて関係しあう「グローバル化」が加速しました。
グローバル化によって社会問題が解決する一方で、教育問題では新たな問題が発生しています。
今やクラスに他の国を国籍に持つ、または両親のうちのどちらかが日本以外の国籍を持つの子どもたちがいるのは当たり前になっています。
異なる言語を話す人たちとコミュニケーションをとるためには、多言語能力を取得することも必要になってきています。
また、グローバル社会では、テクノロジーがさらに重要な役割を持ちます。
子どものころからデジタルスキルを習得することで、グローバルな情報へアクセスしたり有効なコミュニケーションツールとして活用したりできるのです。
今後、子どもたちに必要な力とは
これからの子どもたちが生きる社会では、AIの進歩によって、今まであった大部分の職業が奪われると、まことしやかにささやかれています。
では、どんな力があればこれからの世の中を渡っていけるのでしょう。
- 非言語コミュニケーション能力
- マネジメント能力
- クリエイティビティ
非言語のコミュニケーション能力やマネジメント能力は、その場での直感的な状況判断が必要になってきますし、一人一人の特性や強みを知っていてこそできることです。
クリエイティブな能力も、直感的なひらめきによる唯一無になものです。
これらの能力は人間にしかない能力で、昨今よく聞く非認知能力と呼ばれるものです。
子どもたちに必要な力を育むには
わが子のしあわせを願ってやまないのは、いつの時代も変わらないですよね。
子どもたちに必要な力をつけてあげたいと、思っているのではないでしょうか。
それには、日々の生活の中で子どもの好きを見つけることが大切です。
なぜなら、子どもたちは好好きなことならコツコツ、時間をかけていつまでだってできるのです。
好きなことをやることで集中力、思考力、試行錯誤、創造力などたくさんの生きる力を高めることができるのです。
これこそがこれからを生きる子どもたちに必要な力だと思うのです。