8月後半から9月という時期は、お子様にとってとても微妙な季節です。
毎年悲しいニュースが飛び込んできます。
私も新しいメッセージとかブログの一部を修正したりなどして、できるだけお悩みの方の目に入るようにと願っています。
世の中にはいろいろな事情もあるので言い切るのもなんなのですが・・・
私はお子様の不登校や行き渋りが深刻化しないようにするためには、お母様の力が必要だと思っています。
ここで言う「深刻化」とは長期の不登校になっちゃうとか、そんなレベルの話ではありません。
お子様の心に「見えない傷として、ずーーっと先まで残ること」です。
「学校に行かない選択は正しい」心の底から思える覚悟
お母さんは、もし子供が学校に行かない・行きたくない様子を見せたら、「もう行かないかもしれない」という可能性をしっかり認識してください。
「行きたくない気持ち」そのものをしっかり受け止めてあげてください。
理由はいらないと思うのです。
「もしかしたら、ただのサボりかも」という疑う気持ちが頭に浮かぶかもしれません。
でも、あなた自身から見たお子様はそんなお子さんですか?
おそらく違うでしょう。だから、信じてあげてください。
「何か」があるのです。
小学生でしたら、その「何か」が何なのかおそらく自分でもわかっていないでしょう。
ましてや言語化する力は、小学生にはまだありません。
オトナの私たちだって、"何かモヤモヤする"とか"何となく気に入らない"なんてことありますよね?
でも、その理由がわからないなんてことも当然あります。
それでいったら、小学生に「自分の気持ちを表現しろ」なんてことは無理難題だと想像がつくことでしょう。
(もし中学生以上で、本当に特に大きな理由がない場合、「何か」があるとしたら、HSPなどを疑ってみるのもありです。)
だから、理由を知りたいなんて思わないであげてほしいのです。
いか本当の信頼関係ができたら、子供の方からぽつりぽつりと気持ちを言ってくるようになります。
そうなるまで待ってあげませんか?
もしかしたら、そうなる前にふっと学校に行けてしまうかもしれませんし。
学校に行けない子どもを信じてひたすら守れるのは母だけです
世の中には、いろいろ言う人がいます。
「しつけの問題だ」だのなんだの。
「とりあえず連れてきてください」って学校に言われてしまうこともあるでしょう。
でも、負けないでください。
学校に対する対面とか、世間の目とか、そんなものは本当にちっぽけなもの。
そんなつまらないものに負けずに、全力でお子様を守ってあげてください。
「どうしても行けない気持ち」だけをしっかり受け止めて。
そうすれば、家の中が子供にとっての安全地帯になります。
信頼関係がきちんと築ければ、やがてお母様ご自身が子供の安全地帯になります。
そうすれば、「お母さんがいれば大丈夫」と思えるようになり、活動できる範囲も広がって、世界を広げてあげることもできるようになるのです。
不登校・行き渋りのお子様のゴールをずっと先にある未来に設定しましょう
小さいころからスーパー育てにくかったうちの娘。
そんな立派なことを述べられる育て方ではなかったです。
間違ったこともたくさんしました。
でも、ずっと変わっていないのが思い描いていたゴール。
私は、
娘が20歳になったとき、幸せを感じて生きていること
それだけを考えてきました。
小さい頃の、世間でいうところの"つまづき"なんて、ちっちゃいことです。
勉強しない? 社会性が身につかない?
そんなことが将来に大きな影を落とすことなんて絶対ないって言いきれます。
生きる力がありさえすれば、興味を持つことができる。
興味を持つことができたら、なんでも全力でやれる。
私はそう信じています。
実際、うちの娘の自己肯定感は富士山より高いです(笑)
実話:うちの娘の9月の様子(笑)
うちの娘、案の定、始業式行けませんでした。
前日の夜、まったく眠れず、「私ってこんなに学校嫌なの?びっくり」って自分で言ってました。
もう高校生なのに、自分の中にある「行きたくない気持ち」に自覚がないなんて。
始業式翌日は「絶対学校に行かなきゃならないから貫徹する!」と訳の分からないことを言いだしましたが、それを尊重しました。
すごい勢いで一晩中、PCに向かって創作活動していました。で、朝方寝てしまい(笑)、結局重役出勤に。
そんな感じです。
先生に「単位は大丈夫なのか?」と突っ込まれたらしいですが、ちゃんと計算して授業選んで休んでいるから大丈夫らしいです。
ついこの間まで、「自分が怠け者だから、学校をやめちゃったら何もしない」と自分を分析した結果、自分の勤勉さに自信がく、学校に通う選択をした彼女。
今回、熱中して作業できたことで、やりたいことなら時間を忘れて夢中になれるのだと自分自身を信頼できるようになったようです。
夏休みも終わったこのタイミングでそれというのもおかしな話ですが(笑)
「意味のないこと」がこの世で一番嫌いな彼女は、「学校の意味のないことに時間を使わず、勉強しながらこうやって好きなことができるのが一番効率いいよね」という気持ちに大きく偏ったようです。
もしかしたら、この秋、彼女に大きな変化があるかもしれません。
不登校・行き渋り・HSP(HSC)ママのためのお茶会やります
この記事を書こうと思ったのは、とあるSNSで他の方の発言を見て、心配になったからです。
まだまだ「不登校対策」なるものがあるんですね。
対策なんてものはないと私は思ってます。
母の覚悟と子供との信頼関係を築くこと以外、何もいらないと思っています。
もし、不登校・行き渋り・お子様の繊細さでお悩みの方がいたら、その悩みを吐き出せる場所にいらっしゃいませんか?
私と娘の間で起こった体験談もシェアできますし、師匠である石田先生から得た学びもシェアしたいと思います。
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