現在は元気に間引き登校している元不登校児の高校生のここまでの道のりについて、少しずつ語っていますが…小学校に入ってからのお話は筆が進みません。
実はこの時期、一番底だったのでわたしの中の記憶には何一つ残っていないのです。
(にょんさんもです。人はあまりにもつらいと記憶からその事実を消そうとするみたいです)
でも、筆が進まない理由は記憶がないから…ではないのです。
逆に情報量が多いからなのです!
記憶がないのに情報量が多いってどういうことって思いますよね?
今回はその辺りについて語りたいと思います。
不登校の理由が子供の内面にあるというケースはレアでした
ものすごく小さいうちからの「同じ年頃の子供社会になじめない」という現象は、当時は非常に珍しいケースでした。
本当は珍しくなく、ただ世の中に認知されていなかっただけなのかもしれませんが。
なので、相談できるような場所では、そういう種類の子供もいるよね、なんて話になるわけもなく、「育て方が・・・」とか「母に問題が」とかそういう解決方法が提示されることがほとんどでした。
もともと分析脳な私は、子供に対して盲目になることもなく、客観的に我が子を分析し、いろいろなパターンの対応を考えては試していました。
正直、世間で見かけるような対応策は一通り試していたし、本人と対話もできていたので、そんな簡単な問題ではない、ということは、ある意味明白で自信のあることでした。
それでも「普通ではない」我が子のことは常に不安が付きものでした。
自分が不安が強いタイプであったこともあると思いますが、
「学校に行かないと勉強が心配」
というよくある一般的な悩みから
「偏食がひどいんだけど大丈夫なんだろうか?」
という、いま考えればばかばかしいお悩みまでいろいろと頭に浮かんではうーん、となっていました。
お悩みは吐き出さないとどんどん気持ちが行き詰ってしまうもので、ものすごい不安が襲ってきて眠れない、なんてこともよくありました。
ネットの世界で見つけた繊細な人々が集う場所
当時はそれほどインターネットの世界が充実していませんでした。
SNSも出始め的な感じだったと思います。
その中の一つ、今は懐かしいと言われてしまう、mixiを利用し始めました。
そこにあった不登校系のコミュニティに、ある日勇気を出して悩みをつぶやいてみたわけです。
その内容などはすっかり忘れてしまったのですが…
それを見た似たようなお子様を持つ方が、(今思えば)繊細な子を持つ親御さんたちが集まるコミュニティに誘ってくださったのです。
そこは本当に天国で。
何か心配事があれば、ものすごく的確なアドバイスをくださったり、ご自分の体験をシェアしてくださる、とてつもなく温かい場所でした。
それだけではなく、mixiの日記機能を使って、日々あったこと、不安に感じたことを書き綴っていたのです。
それに対しても毎回温かい言葉やありがたい言葉をかけていただいていて、このブログを書くために改めて読み返すと、そのやさしさにただただ感謝の気持ちしかありません。
そんなわけで、もう忘れてしまったあの当時のことがリアルによみがえるような日記がたくさん残されているのでした。
自分の子供の不登校の理由に合わせた場所を見つけましょう
不登校の理由となっているものは、お子様によって本当に様々です。
同じような理由でそうなってしまった人たちが集まる場所に行けば、「しつけの問題かも」なんて心無い言葉を受けることもなく、ご自分のお子様にあった対処法をアドバイスしてくださる方に出会えます。
今はネット時代。
探せばいくらでも心地の良い空間に出会えます。
「自分が悪いのかも」なんて反省して「母が変わらないとダメ」教に入信することなく、居心地のいい場所で自分を癒して、安定した心で子どもと接することが一番だと私は思うのです。
でも、便利であるがゆえに人を傷つける人もたくさんいるのも事実。
でもね。
本当に変わらなきゃならないような母、夜な夜な検索してこどもにとってよりよい対処法はないか?なんて探さないでしょ、と私は思うので。
ご自分を、お子様を肯定してくれる場所が、不登校で追いつめられた母には絶対必要だと私は思うのです。
なので!
もしうちのにょんさんと似てる! と感じた方がいらっしゃったら、お気軽にご連絡くださいね。