5年間がんばりました!
ロボット教室一期生の二人が卒業していきました(:_;)
5年間といえば小学校のほとんどの時間に近い長さ。あどけなさの残る頃から声変わりをしてちょっと大人ぶる時代までですから、長い年月の重みを感じ感慨もひとしおでした。
さみしさ半分、がんばった子どもたちが誇らしく自慢したい気持ち半分。
ふたりともそれぞれ小1から小6、小2から中1までがんばって、5年と2ヶ月。ついにアドバンスコースまでコンプリート!修了証書を胸に旅立っていきました。
ロボット教室ってどんなタイプの子が向いているの?
二人とも卒業後は、それぞれ新しい活動に頑張っていくことでしょう。それぞれの活躍を楽しみにしています(*^^*)
さて、ロボット教室に向いている子ってどんな子どもたちなのでしょう?
ブロックが好きな子?手先の器用な子?頭の良い子?どれも正解です(^-^)
ロボット教室にくる子のほとんどは年長さんから低学年のうちに入会します。未就学児の場合、年齢、性別、身体の大きさによって指先の力にもかなりの差があります。実際うちの理系女子も、入会当初はロボットを作る時やはずす時に一人では難しいこともよくありました。今ではコツをつかみほとんどのことは自分で解決できるようになっています。できないことをできるようにするためにどうしたらよいか考え、力のかけ方などいろいろなことを学んでいるのですね。できてもできなくてもそこに学びがあるのです。ですので、指先が器用でも不器用でも、勉強が得意でも苦手でも大丈夫!もちろんブロックもロボットも嫌い!というお子さまは難しいですが(;^ω^)
卒業した二人もブロックは大好きでしたが、ロボットに関しては面白そうというくらいだったんだと思います。それなのに5年間も続けてこれたのには何か理由があるのでしょうか?
好奇心で脳が活性化される?
今の子どもたちの生活は、未だコロナと共にあります。三年生までの子どもたちはコロナのない学校生活を経験したこともないのです。休み時間もマスクをしながら遊ぶことの多い生活だと聞きます。そんな状態で勉強したり、遊んだり、常にストレスにさらされています。そんな中、ストレスなく好きなことに熱中できる時間は限られています。好きなことを好きなだけできる時間は、今の子どもたちにとっては水曜日の友だちと遊ぶ時間かゲームをしたりYouTubeを見れる30分から1時間というわずかな時間です。
ロボット教室に通っている子どもたちは、基本的にご機嫌です。たま小さないざこざや嫌だったことを話してくれたりもしますが、自分の興味のあることを話す子が断然多いです。
もちろんマイペースに自分の好きなタイミングで。そこで、他の子どもたちも参戦してくることがほとんど。
そして、そのほとんどが私の知らない世界(笑)難しい雑学あれこれや、恐竜や化石、昆虫や魚に電車まで。もちろんゲームやアニメの話は大得意ですし、ちょっと大人向けのエヴァンゲリオンまで登場します。
自分が見たり聞いたりした情報を、私に教えてくれます。ロボット教室は、いろんなジャンルの博士ちゃんが集まるところと言えるかもしれませんね。
好きなことをしながらストレスなく過ごしていると、知的好奇心が高まります。すると、無理なく脳も活性化されるようです。
ロボット教室の子どもたちが自己肯定感が高めなのはなぜ?
ロボット教室に来ている子どもたちって、本当にマイペースでうらやましい限り。お父さんお母さんにも認めてもらいつつ、好きなことをさせてもらえてるって本当に素敵だなぁってつくづく思うのです。ロボット教室では、ロボットというジャンルのせいなのか個性豊かな面々が揃っています。ほとんどの子がロボット教室に通っている時点で、その個性を丸ごと受け入れてもらっていることは確か。そういう意味でも、ロボット教室に通う子どもたちは自己肯定感が高くて当たり前なのかもしれません。
マイペースのすすめ
マイペースとは、自分のペースで生きること、あるいは自分のペースで生きている人をのことを指します。ほかの誰かの意見や周囲の環境に流されず、自分が決めた方法や自分らしいペースで進んでいく人のことを表します。子どもでいえば、ちょろちょろ動き回って落ち着きがないというのは、好奇心につながります。乱暴で雑なのは好きなことならパワーや行動力につながります。やりたいことしかやらない、マイペース、空気が読めないなどは、主体性や独創性につながります。時間の観念がないとかチャンネル切り替えができないなどは、いざという時の集中力につながります。
卒業生の一人も入ってきた当初からもの作りとゲームと電車が大好きなお子さんでしたが、もう中学生。部活も頑張りながら、通ってくれていたのですが、なんと最終日も上野まで校外学習(?)が終わって、かけつけてくれました。とは言っても、帰りに集団から抜け出し大好きな秋葉原に寄って、ゲームの受け取りまでしてきたらしいです(笑)とにかく彼は筋金入りのマイペースで、お母さまを始め家族から見守られ、無理せず好きなものはとことん研究し続けたお子さまでした。
ひと昔前までは、マイペースに生きることは一見よくないことと思われがちで、空気を読めることが必要なスキルだったとも言えます。しかし、現代という多様化した時代を生き抜く子どもたちにとっては、マイペースに生きることができることこそ必要な力なのかもしれません。学校では問題視されがちな特徴も、コインの裏表のように、裏を返せば素晴らしい才能の宝庫です。お子さんが楽しいと思うものを一緒に楽しみ、マイペースを伸ばしてみませんか?