前回に引き続き、
という素朴な疑問にお応えしていきたいと思います。
今回は、「ベーシックコース」についてです。
5歳から1年生のお子様には「プライマリーコース」からのスタートをおすすめしていますが、それより大きいお子様は基本的にこのコースからのスタートになります。
自分でテキストを見て自分で作る。そんな力が育ちます
楽しいだけの教室じゃないのかしら?
小学〇年生の付録。
学〇の科学と学習の付録。
私たちが小さいころ、そういう教材にあふれていませんでしたか?
ゴールとなる図があり、そこに向かうために必要なものや作り方が順序立てて書いてあって。
一人でそれとひたすら格闘した記憶があります。
最近はそういった付録はなくなり、すでに出来上がっている、すごいものが付録としてついて来ちゃったりしますよね。
作り方を読んで自分で組み立てる
うまくいかなくて試行錯誤する
そんな経験はごく一部の興味のあるお子様しかしなくなってしまった気がします。
ロボット教室では、学校のように先生が説明して「さぁ、やってみましょう」と声掛けして進める、そんなスタイルではありません。
一人一人がテキストを見て、
パーツをそろえる
↓
組み立てる
↓
またパーツをそろえる
↓
組み立てる
を繰り返し、ロボットを完成させていきます。
一人で手順書を読んでつくる、という経験。
これを積み上げて行くことで、「説明書を読めばやり方がわかる」「わからなければ読み返して考える」という、一見当たり前だけど、今どきの子がなかなかできていないことがしっかり身につきます。
月に1体のロボットを作るだけの教室なの?
ロボット教室の授業は、1回90分で月2回ですが、1か月に1体のロボットを作ります。
まず、前半の授業で第1段階のロボットが完成します。
必ず1回の授業で動くロボットまでたどり着きます。
だって、動かないロボットをそのまま持って帰ってもつまらないですよね。
せっかくロボットを作るんですから、必ず「動いた!」という感動を毎回感じてもらいます。
作る過程でも、ギアの動きを観察したり、それぞれのパーツの役割などを考えたりという「観察・考察」の時間もあります。
後半の授業では、前半で作ったロボットが「どうやったらもっとうまく動くか?」などを考えてさらに改良を加えたり、そのロボットで対戦するためのパーツを作ったりして、最終形態のロボットが完成します。
ロボットが完成したら、お友達と競争したりすることもありますし、「もっとこうならないかな」と性能を上げるために工夫したり、オリジナルのロボットに改良したりします。
出来上がったロボットは、毎回お持ち帰りいただきます。
おうちでお子様が作ったロボットが動いているのを見てあげたり、工夫した・こだわったポイントなどについて、じっくりお話を聞いてあげてください。
そこが自分だけのパーツをご購入いただくメリットの一つなのです。
お金を出してロボット教室に通わせる意義とは?
一人でつくっていても同じかな、と。
そう考える方もいらっしゃるでしょう。
では、一人でやるのと教室に通うのとでは何が違うと思いますか?
それは
自分の発想外のものを生み出すことで引き出しが増える
ことや
「できない」を乗り超える経験がつめること
なのではないかと思います。
おそらくお子様が何かを作るものって、毎回同じようなものだったりしませんか?
または、何かを作るときにとる方法がおそらく同じ方法だと思うのです。
人は何かを課されたときに初めて、それをクリアするために考え、試行錯誤します。
そうすることで経験が増え、知識が増えていくのです。
つまり、自分のペースで何かをやり続けていく中で、新しい知識を増やしていくのはなかなか難しいことだと思いませんか?
例えば、ロボット教室では、ロボットにいろいろな動きをさせるために、毎回いろいろなパーツの組み合わせを経験していきます。
初めはただ「言われたとおりに作っているだけ」かもしれません。
でも、その経験が本人の自覚はないかもしれませんが、確実に積みあがっていて、知識の引き出しの中にしまわれていきます。
そしていつか、何かの時に「そうだ。あの方法があった」とその引き出しを開けてその知識を使うタイミングがやってくるのだと思うのです。
また、自分一人で何かに向き合っているときに、「うまくいかない」という場面に遭遇したとします。
そんな時に、「なんとかこれをうまくいかせてやる!」なんて、真剣に向き合えるお子さん、いらっしゃいますか?
「違うのにしよう」と逃げることの方が多いでしょう。
だって、それは「遊び」ですから、苦行する必要はないですものね。
でも、ロボット教室にはゴールがあり、そこに向かって進んでいきます。
"ロボット"を作っていますので、うまくできていれば動きますし、出来ていなければ動かない。
結果が明白なんです。
そこで、明らかに動かないロボットの原因を探ります。
だって動いてほしいから。
「隣の子のはちゃんと動いている。自分のも動かしたい。」
そう思いますよね。
「前はここが原因だった。またここか?」
「もしかして電池がない?」
という感じに、いつしか原因を一つ一つつぶしていって、答えにたどり着く子供たちに自然と育っていきます。
ロボット教室ベーシックコースについてまとめ
どうでしたか?
なんとなくベーシックコースの様子がわかっていただけたでしょうか?
私たちのロボット教室では、しっかりと取り組むことを目標に、「できた!」をたくさん感じてほしいと思っています。
私たちは子供たちの自信をはぐくむお手伝いをしたいと考えています。
興味を持った方は、お気軽に無料体験にいらしてください。
この教室がやっていることの奥の深さに気づいてほしいので、ぜひお子様と一緒に親御さんにも体験してほしいと思っています。